先日、改正建築物省エネ法が、参議院本会議で成立しました。
◼️これによって
①2025年までに一般住宅及び小規模建築物も省エネ基準に適合が義務化。
②新築では2030年にZEH水準の省エネ性能の確保を目指す。
③2050年にはストック平均でZEH水準の省エネ性能の確保を目指す。
④長期優良住宅の基準も今年10月から変わります。
今までUA値(外皮平均熱貫流率)0.87(浜松市)→0.60となります。
そのほかにも様々な改定が発表されていますので、詳しくは国土交通省住宅局のHPを参照ください。
◼️これらの変更によって何が起こるのでしょうか?
家を求めるエンドユーザーにとっては2つ。
1つ目は確実に省エネ性能の高い家が手に入ると言う事。
2つ目は建設コストが高くなると言うことです。
◼️まず一つ目については、今までは、省エネ基準に義務がなかったので、例えば、見積もりが安かったと思っても、実は省エネ性能が悪かった・・・なんて言うことが起こり得ていました。しかしこれからは少なくとも省エネ基準に適応した以上の家になるわけです。ただし申請通りに作られていればと言うことです
◼️二つ目はあくまでも今まで省エネ性能に適合していなかった会社の話ですが、実は現在の日本では、自主的に性能の高い住宅を提供している会社と省エネ性能を最小限に抑えている会社とがあります。
最小限に性能を抑えている会社は義務化される基準を大きく下回っているので確実に建設費はアップします。
性能も担保されますが(性能面での)選択肢は狭まる訳です。
◼️本当は限りなく自由な選択肢があって然るべきという気持ちもあります。
が、しかしです。。。
現実は・・・
住宅は他の商品(車や洋服、家電などなど)に比べて価格も高く複雑で多様です。
これを全ての角度から、建築に携わっておらない、一般消費者であるお客さまが、短い、住宅取得の検討期間に、全ての角度から正解を導き出すのは難しいと、僕は思っています。
なぜなら、はっきり言って、建築に携わっている業界の人でも、省エネや構造などのテクニカルな部分での正しい知識を持っていない人が多いからです。
それであればむしろ、主観で判断できるデザインや間取り、家事動線などの機能面に集中して、目に入るデザインに楽しく取り組む・・・
省エネ性能は、信頼できる技術を持った設計者に法律に基づいて任せる。
この方が、長い目て見てずっと効果的だと思います。
これが21世紀の正しい住まいづくりかなと。
◼️ちなみに省エネ性能をがアップした分は必ず長期での光熱費の削減と快適性によって還元されます。これをしっかりと説明できるかも大切です。
◼️そして、設計者、技術者は省エネ計算が出来るということはますます重要になっていくでしょう。
数字を追うことが目的にする必要はないけれど、技術者として、自分の設計物件の性能が数値化されることを楽しむくらいの気持ちを持ちたい
と、思った梅雨の晴れ間。
あくまで僕の主観ですけどね。
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