■最近は、当たり前のように
「人生100年」と言う言葉を聞きます。
ちょっと大げさなノリで使われることもありますが、本当に大げさでしょうか?
■平均寿命は2022年の段階で、男性が約81歳、女性が約87歳と言われています。
平均寿命と言うのは、生まれたばかりの子が何年生きるか、と言う平均です。
それと別に平均余命と言う言葉があり、厚生労働省によると75歳の平均余命は男性12年、女性16年。
正確に数字を出そうとすると難しい計算になるのでおおざっぱにいうと、かなりの確率で90歳近くまで生きるといくことになりそうです。
平均寿命を想定して貯めたお金で乗り切ろうとしている方は、ちょっと危険かもしれませんね。
こう言った話になるとまず考えるのは、老後の資金や年金のことと思いますが、お金の計算は専門家に任せて、ここでは家について考えたいと思います。
■長生きすると家造りにどんな影響があるか考えると。。。各家庭ごとに条件が違いすぎてポイントが絞れません
そこでシチュエーションごとにいくつか例を挙げてみましょう。
①家の耐久性は?
例えば、30歳で家を建てたら90歳で60年。家は保つのか?
以前は、日本の家の建て替えスパンは25年前後と言われていましたが、建物構造としては、近年、長期優良住宅などの普及によってだいぶ改善されました。そういった高耐久の基準で建てれば充分60年は保つと思われます。
昔、短期間で建て替えられていた大きな理由は構造的な問題よりも、代替りや家族構成の変化だと言われているからです。
ただし、家はメンテナンスが必要ですので、長く利用する場合メンテナンス費用も必要と考えるのが良いでしょう。
②郊外の住宅
最近は平屋や寝室を1階に設ける住宅が増えています。
これも高齢化社会の気運が次第し浸透して、老後に備えたニーズが増えてきたのかもしれません。
また、老後でなくても1階で完結する間取りは生活しやすいと思います。
平屋や1階が広い住宅は、総二階に比べるとコストは上がりますが、資金と敷地に余裕があれば、優先する考え方と思います。
③街中や狭小敷地
老後を想定すると1階で完結する間取りが理想ではありますが、敷地や予算によっては水回りの階層を分けたり、寝室やリビングなどの主要室を上階にする必要があります。
立地は生活においてとても大事です。間取り以上に人生を左右すると僕は思います。その立地での生活を成立させるために、上記のような1階で完結しない間取りを選択するのも、大切な選択かもしれません。
もちろん予算も同様に重要です。一般的には、住宅の場合、郊外は建物が安く土地が高い。街中は建物が高く土地が安い、傾向があります。かなり大雑把な話ですが。
この住む場所問題はなかなか自由に選べるものでは無く、元々の好みというか先入観もあるので。
④店舗併用住宅
自宅で店舗や事務所などを行う方は1階を仕事場にして2階以上で生活をすることになる傾向があります。
こちらも、仕事上の条件ですので、住宅の間取りよりも店舗が優先されがちです。なかなか老後を想定してベストな間取りにはできないかもしれません。
ちなみに私の選択は③+④の街中店舗併用住宅です。
■それぞれメリットデメリットが大きく違うし、人によって、資金によって、ライフスタイルによって、自由に選べるものではない。誰にでも当てはまる回答は無さそうです。
大切なのは
1、どんな選択肢があり、デメリットがあるかをイメージしておく
2、家族の条件やライフスタイルに合った住まいの選択をする
だと思います。
■たとえば。。。
自営業をしたくて店舗併用住宅にするならば、老後、自営をやめて、2階の住居に住めなくなったら、住み替えをするなりできるような、長期のマネープランをしないといけない。
郊外で敷地が広いならば、将来土地を売却することは難しい立地だとしても、1階のみで、高齢となってもでも自活できる広さを確保しておく
など。
難しいシミュレーションですが。経験を積んだ設計者であれば、様々な家族の形に対する事例を持ってると思いますので、決定する前に聞いておくと良いと思います

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