ひつじ的住まいズム！～浜松の一級建築士の日々～

物を買うということは、
基本的には楽しいことですが、
本気で選ぶのは、大変なことです。

今、契約いただき、
来年の着工に向けて住宅設計を進めている方も、
一生懸命いろいろな書籍などを読んだり、
見たり聞いたして勉強しています。

そうはいっても住宅は、
デザインや間取りだけでなく、
構造、省エネなどの理科的なことから、
融資などのコスト関係など・・・
かなりの他分野に渡るので、
良い物を求めれば求めるほど、
大変だと思います。

ただ、その大変さは、
根っからめんどくさいことが
したくない人にとっては、
苦痛以外の何ものでもないかもしれませんが、
苦しみであると同時に、
物を知る・学ぶ喜び、
着実に良いものを手に入れる方へ向う希望、
と捕らえて、
楽しみでもあるのではないか・・と思います。

設計をする僕にとっても、
住まい手が求めている要望が明確になります。

もちろん、それを受けて僕も、
住まい手が勉強して要望されていることが、
要素の全てではないので、
それ以外のことを良い物にすること、
また、要望の矛盾を見つけ出し、
答えを探すこと。
そんなやりとりを意識しています。

とにかく、
たくさんの時間をかけて行う住まいづくりですから、
煮詰まった時は「楽しまなきゃナ」って
思ってくださいネ




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ありがとうございました。