高性能な住まいづくり~省エネ計算~

harosheep

2023年09月07日 19:44

■先日、講師を務めさせていただいた、(一財)静岡県建築住宅まちづくりセンター主催の「高性能な住まいづくり」パンフレットの説明会。
 
短い時間での使い方説明ですので、説明会の中では、全体を簡潔に説明するにとどまっていますが、ぜひお手に取って、利用していただけたらと思います。
  
 
■パンフレット作成では、私は、省エネ関連の検討を担当しました。
そこで思った省エネ関連のことを一つ。
 
■パンフレット作成の過程で
「建築基準法レベル」~「長期優良住宅レベル」~「ZEHレベル」と、
パンフレットには反映しませんでしたが、「ZEH+」レベルの4つのレベルの検証しました。

断熱性等級で3~6です。
 
使用する断熱材やサッシ等建材は、実際に市場で手に入るものをセレクトしています。
 
 
■ここで思ったこと
 
断熱材を良くしたり、サッシの性能を上げるのは、レベルが低い時には省エネ効果(UA値のアップや光熱費削減)は大きいが、ある程度のところ(長期優良辺り)から、上昇率が低くなる。

つまり、少しくらい断熱材を厚くしても、サッシ等の性能を上げても省エネ効果は良くならない。
 
 
時代によって、コスト効率の良い建材は変わるし、建築業者ごとに、得意、不得意な建材があるので一概に言えませんが、「コスト効率が良い断熱性レベル」があります。
  
 
市場の平均的なレベルよりも性能を上げようとすると、数字は良くなり書類上の見栄えは良くなりますが、建設コストも極端に上がります。
 
いつの時代も、最先端のサッシや断熱材は、性能は良いのですが、コストも割高なので、その差額がライフサイクルコストを上回り逆転現状が起きる可能性があります。

温熱環境も、体感的には低レベル段階(基準法レベル~高性能レベル)との差は感じやすいですが、高性能同士だとはっきりとした体感は得難いでしょう。
 
  
■例えば 
 
 基準法レベル  → 長期レベル(30万円UP)

 断熱材100mm → 断熱材200mm

 UA値0.9   → UA値0.6

 光熱費20万円 → 光熱費10万円

        

 

 長期レベル → ZEH+レベル(100万円UP)

 断熱材200mm → 断熱材300mm

 UA値0.6   → UA値046

 光熱費10万円 → 光熱費8万円        

 

数値はあくまでも、イメージです。

ただし、今、高性能で高価な建材も、いずれは標準的な価格になっていくと思います。
  
 
これはあくまでも、コスト差に対しての効果のことで、もちろんそのコスト差が気にならなければ、さらなる高性能を目指すのは良いと思います!
  
 
大切なのは、予算に合わせて、無理なく、コストと性能と得られるメリットのバランスの良い家を目指すということ。
 

■弊社では、今回パンフレットを作成するときに計算したような断熱性能、エネルギー性能と、光熱費のシュミレーションが物件毎にできますので、住まいづくりで気になる方はご相談ください(^^






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